歌の力を感じた! / きっと「ダイジョウブ」~ ブログの名前が決まるまでの話
歌の不思議な力
店内で偶然聞いた歌
2007年11月、CDのレンタルショップに家族で行ったときのこと。
偶然、店内に流れていた歌に聞き入った。
聞き慣れた声から、小田和正さんの歌だということはわかった。
題名を聞いて
この歌は、ドラマの主題歌で、「ダイジョウブ」という歌だと家族から教えてもらった。
(そのときはカタカナの曲名表記とは知らなかった)
その題名を聞いただけで、メロディーが心の中へ素直に入ってきた。
歌詞も知らないこの歌が、「大丈夫じゃない」自分の心を少しでも元気づけようとしてくれているように思えた。
歌の不思議な力を感じた。
タイムカプセルCDの作成
お気に入りの曲を1枚のCDに
2005年から、その年流行した曲の中から自分のお気に入りの曲を数曲選び、「タイムカプセルCD」として1枚のCDを作成してきた。
「タイムカプセルCD」は、いつもは、翌年の1月中には、前年分を完成させていた。
わたしは、2007年12月から翌年の3月まで、体調不良で仕事を休んだ。
それだけが原因ではないが、「タイムカプセルCD2007年版」は、2008年3月中旬にようやく完成した。
辺りが白み始めた時期
「出口のない宇宙をさまよい続けた末、ようやく名前もわからないような星に近づき、辺りが少しずつ白み始めた頃」― 2008年3月は、わたしにとってそんな表現がぴったりの時期だった。
わたしは、「ダイジョウブ」のCDを買い、パソコンに取り込んだ。
そして、「タイムカプセルCD2007年版」のエンディング曲にこの歌を選んだ。
歌が好きな自分を感じる
趣味で始めた1枚の「タイムカプセルCD」の作成。
歌を選び、曲順を考え、1つのドラマを作るようなワクワク感。
本当に歌が大好きな自分を感じることができるこの瞬間。
「タイムカプセルCD2007年版」の作成は、忘れかけていたこんな時間と空間をわたしに思い出させてくれた。
「2007年」を記録に残すことに意味
別にCD作成を義務付けられているわけでもない。
「2007年はいろいろなことがあり過ぎて・・・」と、2007年版の作成に関しては、何もせず通り過ぎることもできた。
しかし、自分の人生にとって、「2007年を記録し、タイムカプセルとして残しておくこと」そのものに意味があるように思えた。
お互いが生かされている
「文化」に対する思いと願い
自然災害が日本各地を襲うたびに、歌手などの文化人(運動選手も含めて)が自らの存在意義に悩んでいるという話(報道)を聞く。
「文化は人の心を満たしてくれる大切なもので、それは生きていく糧になり、やがて希望へとつながっていくもの」、わたしはそう思っているし、そう願っている。
災害に遭われた方々も、文化人と呼ばれている皆さんも、「お互いがお互いに生かされている」と感じたとき、文化に存在意義が生まれると思う。
「今を保つ」体験
自然災害によって、大変な思いをした経験がないわたしの言葉には、説得力がないことはわかっている。
しかしわたしは、歌を聞くことで、沈み行く自分の気持ちを何とか落ち着かせ、「今を保つ」体験をした。
疲れ果てていた「わたしの心」は、歌によって助けられた。
名前が決まるまで
大丈夫という言葉があちこちで
このブログの名前を決めるとき、「ダイジョウブ」という歌の題名から連想できるものを探そうとしたが止めた。
今、さまざまな場所で、「大丈夫」という言葉が、「大丈夫?」、「大丈夫!」など、色々なシチュエーションで使われていることだろう。
人(自然や生き物)を、気遣ったり、勇気づけたりするために。
あるときはとっさに、あるときは意図的に。
素直になって
大丈夫って、何て奥深い言葉なのだろう。
だったら、わたしが聞いたときの音と同じように、素直に「だいじょうぶ」でいいじゃないか、そう思ってブログにこの名前を付けた。
ドットコムは「コマーシャル」の略なので、本来、企業団体が使用するものだが、これも、「コミュニティ」の略だと思って使えばいいかと付け加えた。
こうして「だいじょうぶ ドットコム」は始まった。
このブログに触れた人が、少しでもホッとしたり、温まっていただければと思います。
※ 当ブログ内の小田和正さんの記事については、下記リンクをご覧ください。