平和へのアプローチ /「この世界の片隅に」~ 8月に新しくなる自分

74年前のこと

例年のことだが、8月は戦争について考えることが多い。

1945年8月6日に広島へ原子爆弾が投下されたこと、1945年8月9日に長崎へ原子爆弾が投下されたこと。

また、県内各地だけでなく、全国各地、海外からも発信される戦争に関する報道。

そして、昨日8月15日、終戦の日のこと。

今は2019年、74年前のできごとだ。

 

文字で書けば数行すうぎょうのできごとの中から、数えきれないほどの人々の苦しみと悲しみ、そして今もなお続く後遺症こういしょうつらい被災体験などがあふれ出している。

それらは8月だけでなく、それまで行われたおよそ戦争と名のつくものすべてから、そして、その戦争にかかわってきた人々すべてからあふれ出し、今にいたっている。

ずっと「戦後」でありますように・・・

戦争は人災である。

戦争は人の心の中から生まれる。

 

戦争によって命を失う人がいないように・・・。

戦争によって夢や希望をなくす人がいないように・・・。

戦争によって愛や絆といった大切なものが奪われることがないように・・・。

 

「この国がずっと戦後であり続けてほしい」。

原爆詩の朗読活動を続けている俳優さんの言葉が心に響く。

平和へのアプローチ

8月3日、アニメーション映画「この世界の片隅かたすみに」(監督:片渕かたぶち須直すなおさん、原作:こうの史代ふみよさん、2016年)をテレビで見た。

そして、特集番組で映画音楽を担当したコトリンゴさんの存在を知り、映画音楽を制作した思いや、映画のオープニングテーマ曲「悲しくてやりきれない」(歌:コトリンゴさん、2010年アルバム収録、原曲はザ・フォーク・クルセダース、1968年)を聞いた。

映画や映画音楽を通じて、「思わず吸い込まれてしまいそうな不思議な世界観」を感じ、日常に戻った自分のほうがそこからタイムスリップしたような気がした。

 

詩、漫画、アニメ、映画、音楽など、さまざまな分野から平和へのアプローチが続いている。

戦争や平和について、自分には、まだまだ知らないことがたくさんあると今年も感じた。

 

映画音楽については、2018年の記事で、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの映画音楽(作曲:佐藤さとう直紀なおきさん)を聞いていることにれました。

最近は、その映画音楽を、エレクトーン演奏でカバーしている動画をよく見ていました。(「三丁目の夕日 エレクトーン」で検索してから見ています)

今回、コトリンゴさんの映画音楽を知り、わたしの気持ちをやわらげてくれる曲がまたひとつ増えたことをとてもうれしく思います。(こちらは、「コトリンゴ この世界の片隅に」で検索してから見ています)

 

※ 戦争を体験した先生の一言ひとことに、まわりは?。その小さなできごとは、こちらをどうぞ。

 

※ 映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に関する記事は、こちらをどうぞ。