「花の名」/ BUMP OF CHICKEN ~ 映画が生んだ必然の歌
年に何回か見る映画
DVDで 映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」 (監督:山崎貴さん、原作:西岸良平さん、2007年)を見ました。
テレビ(地上デジタル、BS)その他で、十数回見た映画ですが、それでも、やっぱり年に何回かは見たくなります。
自分事で申し訳ありませんが、2007年は体調を崩した年でもあり、この年に公開された映画や発売された楽曲に対して、他とは違う思い入れがあるからかもしれません。
映画音楽も好きです
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズは、映画音楽(作曲:佐藤直紀さん)も好きで、ときには、音楽を聞きながら眠ることもありました。
映画音楽を聞きながら眠るなんて、変わり者だと思われるかもしれませんが、この楽曲群は、真っ直ぐにわたしの心にしみ込み、不思議と気持ちを落ち着かせてくれます。
お気に入りの映画や音楽があるって、とても幸せなことだ思います。
なぜか涙が出ます
ところで、この映画を見ると、なぜか涙が出ます。
この映画への思い入れが強過ぎるのか、年齢的に涙腺が弱くなってきているのか、原因は分かりませんが、なぜか涙がこぼれます。
特に、話のあらすじや登場人物のセリフを覚えてから、ますます涙もろくなりました。
人を想い、本気で怒ること、笑うこと、悲しむこと・・・。
人を想い、夢や希望を持つこと、応援すること・・・・。
この映画の中で表現されている「人を想い、生きていくことのすばらしさ」に、わたしは何度も感動しました。
芥川賞、とった?
家族と一緒にこの映画(テレビ)を見たことがありました。
家族は、映画を全部見終わることなく、「時間が来た」ということで、仕事に行きました。
テレビ映画が終わった頃、仕事場に着いた家族から電話がかかってきました。
家族からの電話の内容は、その日の予定の確認でしたが、最後にわたしに映画の内容を尋ねました。
「ねえ、芥川賞、とった?」
こみ上げてくるものがあり・・・
わたしは、映画の内容を説明しようとしました。
でも、その場面を思い出すと、こみ上げてくるものがあり、言葉が出なくなってしまいました。
家族は、そんなわたしのことを察し、
「そう、いい映画だったんだね、じゃあね」
と言って、電話を終わりました。
映画が生んだ必然の歌
「みんな会いたい人がいる」
「みんな待っている人がいる」
この映画の主題歌は、 BUMP OF CHICKEN の「花の名」(2007年、作詞・作曲:藤原基央さん)です。
この歌を聞くと、映画に出演している吉岡秀隆さんや堤真一さんの声(セリフ)が頭に浮かび、思わず目頭が熱くなります。
この歌は、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」が生んだ必然の歌だと思います。
「この映画にこの歌あり、この歌にこの映画あり」と思える、本当にすてきな歌です。