5月に期待ふくらむ!(プロ野球・横浜DeNA)~ それでもあなたが好き
試合を「勝ちきること」の難しさ
表示される試合結果
わたしの携帯やタブレットは、電源を入れると、プロ野球横浜DeNAベイスターズの「試合の途中経過」が表示されます。
また、試合終了後は、更新されるまで「最新の試合結果」が表示されます。
これは、検索サイトのサービスだそうです。
わたしは、プロ野球の全チームに好きな選手がいます。
それぞれの選手に活躍してほしいと思っていますが、チームとしては、「リーグ優勝するまではベイスターズを応援しよう」と決めています。
これは昨年(2018年)、ロペス選手の記事で書きました。
気になっていた試合展開
今年度(2019年度)3月・4月のベイスターズの成績は、シーズン開幕後、10試合時点で5勝5敗、15試合時点で9勝6敗でした。
貯金3(3つの勝ち越し)ですが、負け方が気になっていました。
NPBの公式サイトで、負けた試合を1試合ずつ調べてみました。
すると、負けた6試合はすべて相手チームに先取点を取られていますが、そのうち、「そのまま負けた」のは1試合だけでした。
負けた残り5試合は、「先制された試合を逆転した後、リードを保ちきれずに再逆転されて負けた試合」や、「同点に追いついた後、競り負け、結果として負けた試合」でした。
「勝負事を勝ちきる、つまり、“勝つ”って、やっぱり大変なことなんだなあ」というのが、この時点でのわたしの「のんびりとした」感想でした。
先制され続けて・・・
連敗の内訳
ところが、ベイスターズは、その後10連敗してしまいます。
詳しく調べてみると、負けた10試合のうち、ベイスターズが先取点を取ったのは1試合だけで、その試合は途中で同点に追いつかれ、結果はサヨナラ負けでした。
負けた残り9試合は、「相手チームに先制され、そのまま押し切られた試合」が8試合、「逆転したのに再逆転された試合」が1試合という結果でした。
試合中、ベイスターズがリードしたのは10試合中2試合だけでした。
とても重苦しい試合展開が続いたようですが、それでも勝利を信じ、球場へ行き、応援を続けたベイスターズファンのことが頭に浮かびました。
連敗中のわたしは
試合のことは、当事者にお任せし、ファンはひたすら応援するだけです。
9連敗した夜、わたしもファンの一員として、「ロペスのレプリカユニフォームを着て寝る」という応援方法を思いつきました。
しかし、翌日も負けて、とうとう10連敗。
「よし、こうなったら、勝つまでユニフォームを着て寝るぞ」と決めました。
(※ ところが、ユニフォームを着始めて2日目にあっさりと勝ってしまいました。きっと、球場で粘り強く応援を続けていたベイスターズファンや、全国あちこちにいるベイスターズファンが、もっと早い段階から、いろいろなことをして、チームを後押しした結果だと思います)
長いトンネルを抜ける!
リリーフ投手陣のふんばり
10連敗した翌日の4月29日、テレビ中継でベイスターズの試合を見ました。
この日の試合では、ベイスターズが先取点を取りましたが、逆転されます。
しかし、8回に再逆転、そして、そのまま勝つことができました。
逆転された5回以降の4回を、わずか1安打に抑えたリリーフ投手陣のふんばりが大きな勝因だとわたしは思っています。
それが、この日1軍登録された石川雄洋選手の決勝2点本塁打につながったのだと思います。
うれしかった出塁
これで、ようやく連敗ストップです。
チーム成績は、9勝6敗の後、1勝10敗で、通算10勝16敗となりました。
でも、この試合では、個人的にうれしかったことがあります。
それはこの日まで、打率1割台と、信じられない成績だった宮﨑敏郎選手が四球で2度出塁し、それがどちらも得点につながったことです。
この日は、7番打者として起用されましたが、今後調子を上げて、再び打線の中軸を担ってほしいと思いました。
※ 宮﨑選手は、5月1日の試合では、6番打者として起用され、久しぶりにタイムリーヒットを打ち、この日2安打でした。
最下位で5月へ
4月30日(4月最終戦)は、ニュースのスポーツコーナーで試合結果を見ました。
0対7とリードされていたのを一度は8対7と逆転したのには驚きました。
そのまま勝つと、ベイスターズ完全復活となるところです。
だが、そうはならないのが難しいところ。
8対8の同点に追いつかれ、延長10回に8対9と勝ち越され、ベイスターズは負けてしまいます。
これで、今年度(2019年度)3月・4月の成績は10勝17敗、リーグ最下位で5月を迎えることになりました。
ラミレス監督になってからの最下位スタートは、同監督が就任した2016年以来3年ぶりのことです。
それでもやっぱり好き
5月になって
ベイスターズは、今日(5月2日)の試合に勝ち、5月に入ってから2連勝と好調です。
3月・4月に、「勝つことの大変さ」をあらためて味わったベイスターズ。
負け続けたことで、逆にチームの結束力が強まったように感じます。
また、ピンチを迎えたベイスターズの投手に対して、拍手での応援が自然にわき起こるなど、選手に対するファンの温かい応援も続いています。
選手が期待にこたえる活躍をしても、期待にこたえられない結果になっても、「それでもやっぱりベイスターズが好き」というのがベイスターズファンの心の底にあるような気がします。
これは、どのスポーツのどのチーム、個人を応援しているみなさんにも共通していることでしょう。
わたしの当面の「応援目標」は、ベイスターズの勝率が5割になることです。
5月終了時点の成績が楽しみです。
※ 2018年12月、ベイスターズの優勝への期待をこめて書いた記事がこちらです。
※ ベイスターズの球団通算記録について書いた記事はこちらです。
<資料>ベイスターズ3月・4月成績
① 2016年度3・4月成績
② 2017年度3・4月成績
③ 2018年度3・4月成績
④ 2019年度3・4月成績