チーム通算 / 4000勝5000敗という記録(プロ野球・横浜DeNA)~ 歩き続けて来たからこそ

4000勝、しかし他チームは

2019年4月7日、横浜DeNAベイスターズは、読売ジャイアンツ戦に勝ち、チーム通算4000勝を記録した。

今年は、チーム創設70年であり、「記念すべき節目の勝ち星」と思ったのもつか、他球団の通算勝利数を知って驚いた。

球団創設からまだ日が浅い「東北楽天ゴールデンイーグルス」を除く10球団はすでに4000勝を超えていた。

読売ジャイアンツは、通算6000勝に届きそうな数字だった。

そのとき思った。

積み上げてきた勝利数を祝おうと。

そう、この勝利の中には、いろいろなドラマがあったはずだ。

プロ野球史上初の5000敗

6月、ネットニュースにベイスターズの話題が出ていた。

6月15日に行われた福岡ソフトバンクホークスとの交流戦に敗れ、日本のプロ野球史上初のチーム通算5000敗を記録したとのニュースだった。

この数字には、全くと言っていいほど注目していなかった。

4月の時点では、勝ち星ばかりが気になり、負け数まで考えていなかった。

プロ野球(職業野球)設立期にできた球団よりも、2リーグ分立後に一緒に参入したどの球団よりも早い5000敗達成だった。

歩み続けたあかし

しかし、この記録は決して「不名誉な記録ではない」と、わたしは思う。

若い頃は、「ただ長く生きていればいいというものではない。いかに生きて来たかが大切だ」、こんな哲学的な言葉を聞くと、「そうだ、そうだ」と敏感に反応していた。

でも今は、「“長く生きていればこそ”、“長く続けていればこそ“というのも“あり”ではないか」と考えることが多くなった。

「長く続けてきたこと」そのものも、そのために生じた「結果」も立派なことではないか。

4000勝もそうだし、5000敗もそうだ。

これらの記録は、長年、球団が存続し続けた結果、つまり、歩み続けたあかしではないかと思うのだ。

大洋ホエールズとしてスタートし、そして今、横浜DeNAベイスターズとして、今日も目の前の一戦に集中し、熱戦を繰り広げている球団の存在証明ではないかと。

道のりはけわしくても

長く続けて来たからこそ、負け続けた頃の悲哀ひあいも、日本一の歓喜かんきも味わうことができた。

地道に球団の運営を引き継いでられた方々、実際に野球の試合をしてきた選手、監督、コーチなど現場スタッフのみなさん、球団を応援し続けてきたファン、それらの力が幾重いくえにも積み重なって、この記録は生み出されたのだと思う。

道のりは険しく、決して平たんではなかったはずだが・・・。

プロ野球の将来

自分自身、日本のプロ野球に興味を持ち始めてから、半世紀以上が過ぎた。

このかん、国内では、野球以外のスポーツのプロ化も進んできた。

また、世界を舞台に活躍する日本のプロスポーツ選手もたくさん出てきた。

 

だからと言って、他のスポーツに対抗心を燃やす必要はないと思う。

野球には、野球のよさがあり、他のスポーツと共存できる魅力も十分にあると思うからだ。

他のスポーツから学ぶべきところはしっかり学び、今後もプロ野球の魅力を発信することで、プロ野球が他のスポーツと同じように、「子どもたちの夢」であってほしいと願っている。

<資料>プロ野球チーム通算記録

2019年7月16日現在の各球団の通算成績は以下の通りです。(リーグ別・勝率順)

(参考資料:日本野球機構(NPB)オフィシャルサイト、球団・選手ー球団別インデックスより)

パシフィック・リーグ

埼玉西武ライオンズ(1950年~)
4786勝 4234敗 365分 勝率.531
リーグ優勝22回、日本シリーズ優勝13回

福岡ソフトバンクホークス(1938年秋~)
5308勝 4734敗 370分 勝率.529
リーグ優勝18回、日本シリーズ優勝9回
1リーグ時代優勝2回

オリックスバファローズ(1936年~)
5229勝 4987敗 360分 勝率.512
リーグ優勝12回、日本シリーズ優勝4回

千葉ロッテマリーンズ(1950年~)
4508勝 4494敗 369分 勝率.501
リーグ優勝5回、日本シリーズ優勝4回

北海道日本ハムファイターズ(1946年~)
4578勝 4920敗 353分 勝率.482
リーグ優勝7回、日本シリーズ優勝3回

東北楽天ゴールデンイーグルス(2005年~)
930勝 1102敗 48分 勝率.458
リーグ優勝1回、日本シリーズ優勝1回

セントラル・リーグ

読売ジャイアンツ(1936年~)
5972勝 4258敗 324分 勝率.584
リーグ優勝36回、日本シリーズ優勝22回
1リーグ時代優勝9回

阪神タイガース(1936年~)
5289勝 4979敗 316分 勝率.515
リーグ優勝5回、日本シリーズ優勝1回
1リーグ時代優勝4回

中日ドラゴンズ(1936年~)
5253勝 4965敗 348分 勝率.514
リーグ優勝9回、日本シリーズ優勝2回

広島東洋カープ(1950年~)
4338勝 4652敗 346分 勝率.483
リーグ優勝9回、日本シリーズ優勝3回

東京ヤクルトスワローズ(1950年~)
4214勝 4818敗 304分 勝率.467
リーグ優勝7回、日本シリーズ優勝5回

横浜DeNAベイスターズ(1950年~)
4035勝 5008敗 292分 勝率.446
リーグ優勝2回、日本シリーズ優勝2回

 

※ 2021年シーズン終了後の各チームの球団通算成績については、下記リンクをご覧ください。