ワード（Word）/ 紙面のレイアウトの変更 ～ ｢余白｣の大きさを変える、｢印刷の向き｣を｢横｣（用紙の横置き）に変える ー ［ページ設定］ダイアログボックスを使って

ワード（Word）を使って、地図を新しく作り直す作業をしました。

古い地図（印刷物）を参考にしながら作成しました。

これから数回に分けて、そのときに行った作業内容を一部紹介します。

まず、今回は、紙面の｢余白｣の大きさを変えたり、｢印刷の向き｣を｢横｣（いわゆる用紙の横置き）にしたりする、レイアウトの変更について紹介します。

※　操作は、Microsoft 365  ワード（Word）で行っています。

紙面の余白の変更

新規文書を開く

白紙の文書をクリックする

（１）ワードを起動し、｢新規 → 白紙の文書｣をクリックする。＜図１＞

白紙の文書の表示

（２）白紙の文書が表示される。＜図２＞

［ページ設定］ダイアログボックス

［ページ設定］ダイアログボックスを表示する

（３）｢レイアウト｣タブ → ｢ページ設定｣グループ → ［余白］の下三角ボタン → ［ユーザー設定の余白］をクリックし＜図３－１＞、［ページ設定］ダイアログボックスを表示する。＜図３－２＞
＜図３－１＞

＜図３－２＞

※　｢余白｣の設定画面は、［ページ設定］ダイアログボックス起動ツールボタンをクリック後＜図３－３＞、｢余白｣タブをクリックしても同様の画面が表示されます。＜図３－４＞
＜図３－３＞

＜図３－４＞

※　なお、｢レイアウト｣タブを使わず、｢ホーム｣タブをカスタマイズし、｢ホーム｣タブに｢ページ設定｣グループを入れることもできます。タブのカスタマイズの方法については、下記リンクをご覧ください。

だいじょうぶ ドットコム

ホーム画面を使いやすくしよう③ ～ タブの中へグループを追加する ー ページ設定グ...

https://daijohbu.com/pc-memo-5

今回も｢ワード画面のカスタマイズ｣について紹介します。｢カスタマイズ｣３回目は、｢他のタブにあるグループ｣を｢ホームタブ｣に移動・追加して表示させる方法です。

※　ここでは、ぺージの余白を上下左右 10 mm に設定してみます。

ボックス内をドラッグする

（４）余白｢上｣の大きさを設定するボックス（ここでは、ボックスとよびます）内をドラッグ（マウス左ボタンを押しながら移動）する。ボックス内（単位も含めて）が青く反転表示される。＜図４－１＞

※　ボックス内をクリックした後、［Ctrl］（コントロール）キーを押しながら、［A］（エー）キーを押しても、ボックス内が青く反転表示されます。［Ctrl］キー ＋ ［A］キー は、全選択をするときに使うショートカットキーで、１つのボックス内の文字や数値が全部選択されます。＜図４－２＞

数値を入力する

（５）ボックス内が青く反転表示されている状態（置換入力ができる状態）で、そのまま半角で 10 と入力する。＜図５－１＞

※　半角で入力すると、入力と同時に数値（単位はmm）が確定します。このままダイアログボックス下部の［OK］ボタンをクリックすると、ページ上部の余白だけが 10 mm に変わり、再度ダイアログボックスを表示すると、余白｢上｣のボックス内も 10 mm と表示されます。＜図５－２＞

※　全角で入力したときは、［Enter］（エンター）キーを押すか、余白の他のボックス内をクリックして、入力を確定させます。＜図５－３＞全角で確定しても、半角入力のときと同じ結果になります。
＜図５－３＞

※　なお、｢置換入力｣については、下記リンクをご覧ください。

だいじょうぶ ドットコム

ワード（Word）/ ｢うっかり 上書き｣をなくそう ～ ［Insert］（インサート）キーを...

https://daijohbu.com/pc-memo-26

今回は、｢うっかり 上書き｣を防ぐ方法として、［Insert］（インサート）キーを押しても、入力方法が上書きモードにならないようにする方法、あわせて、文字列を範囲選択後に上書き入力する｢置換入力｣について紹介します。

［Tab］キーを押して、ボックスを移動する

（６）半角で 10 と入力後、［Tab］（タブ）キーを押すと、余白｢上｣のボックス内の入力が確定し、同時に、右側にある余白｢下｣のボックス内が反転表示される。＜図６＞

※　［Tab］キーは、入力ボックスを移動するときなどによく使用します。（４）で操作したように、余白｢下｣のボックス内を直接ドラッグしても、余白｢下｣のボックス内が青く反転表示されます。

数値を入力後、［Tab］キーを押す

（７）ボックス内が青く反転表示されている状態で、そのまま半角で 10 と入力し、［Tab］キーを押すと、入力が確定し、同時に、左下にある余白｢左｣のボックス内が反転表示される。＜図７－１＞この操作を繰り返し、上下左右の余白のボックス内をすべて 10 にする。＜図７－２＞
＜図７－１＞

＜図７－２＞

印刷の向きを横にする

上下左右の余白の変更が終わりました。

次は、｢印刷の向き｣（いわゆる用紙の置き方のこと）を｢横｣に変えます。

用紙を横置きにする

印刷の向きを変える

（８）｢印刷の向き｣で（現在、青い枠で｢縦｣が選択されているので、いわゆる用紙の縦置き状態）＜図８－１＞、｢横｣をクリックして選択する。すると、青い枠で｢横｣（いわゆる用紙の横置き状態）が選択され、プレビュー画面も｢横｣に変わる。＜図８－２＞
＜図８－１＞

＜図８－２＞

※　印刷の向きは、｢レイアウト｣タブ → ｢ページ設定｣グループ → ［印刷の向き］の下三角ボタン → ｢横｣をクリックしても設定できます。＜図８－３＞

［OK］ボタンで設定を確定させる

（９）［ページ設定］ダイアログボックス右下部の［OK］ボタンをクリックする。＜図９ー１＞ページの上下左右の余白が 10 mm になり、印刷の向きが｢横｣になる。＜図９ー２＞
＜図９ー１＞

＜図９ー２＞

今回は、ワード紙面のレイアウトの変更として、［ページ設定］ダイアログボックスを使って、｢余白｣の大きさを変える方法、｢印刷の向き｣を｢横｣にする方法について紹介しました。