プロ野球 / 横浜DeNA ~ 今永昇太投手、ノーヒットノーラン達成おめでとう! ー プロ野球史上85人目

連敗脱出

2022年7月1日、プロ野球、東京ヤクルトスワローズ 対 横浜DeNAベイスターズ戦が行われ、6対4で、ベイスターズが勝利した。

先発した今永いまなが昇太しょうた投手は、序盤から小刻みに点数を取られるいやな展開だったが、7回ツーアウトまで、粘りのピッチングを続け1点差でマウンドをおりた。

その後、リリーフ陣がスワローズの強力打線を0点に抑え、今永投手は勝利投手となった。

これで、今季は4勝2敗。

ノーヒットノーランを達成(6月7日)した後に登板した2試合は、序盤から大量点を与え、負け投手になっていただけに、本人もホッとしたことだろう。

エースとして、チームの期待も大きい。

今後も、勝利を積み重ねていってほしいと思う。

ノーヒットノーラン達成

さて、さきほどもふれたが、横浜DeNAベイスターズの今永昇太投手は、2022年6月7日の日本ハムファイターズとの交流戦で、ノーヒットノーランを達成した。

プロ野球史上85人目(96度目)のノーヒットノーラン達成である。(完全試合達成者も含みます)

球団としては、大洋ホエールズ時代の1970年6月9日に鬼頭洋(きとう・ひろし)投手が達成して以来、52年ぶり4人目のノーヒットノーラン達成となった。

 

試合終了後のインタビューで今永投手は、「まさか、自分ができるとは思っていなかった。何者なにものでもないいち投手とうしゅをみんなが導いてくれた」とチームメイトに感謝の気持ちを伝えた。

また、テンポよくアウトを重ねるファイターズ先発の加藤かとう貴之 たかゆき投手をはじめ、相手投手の好投につられて、(自分も)相手打線を抑えることができたと試合展開を振り返った。(ベイスターズの得点は、9回表の2点でした)

さらに、「球場のファンのみなさんが、ピリピリとした、け引きを楽しめるいい雰囲気を作ってくれた」と、札幌ドームにかけつけた両チームのファンにも感謝の気持ちを伝えた。

さまざまな要素?が積み重なって

投球数117球、許した出塁は、2回裏ツーアウトから清宮きよみや幸太郎こうたろう選手に与えたフォアボール1度だけという投球内容であった。

ランナーを出さなければ、今永投手本来の軸足に十分に重心をのせてからの投球もしやすく、ストレートも走り、持ち球のチェンジアップも効果的だったのかもしれない。

また、ファイターズがホームチームの交流戦(指名打者制度あり)ということで、ピッチングに専念しやすかったのかもしれない。

(指名打者制度では、投手は打席に立たないので、9人の相手打者とまともに向き合わなければいけないが・・・)

さらに、チームメイトもテンポよく進む引き締まった試合に、適度な緊張感をもって守備ができたのかもしれない。(ノーエラーでした)

今回は、試合展開をはじめ、さまざまな要素が積み重なってのノーヒットノーラン達成だったのだろう。

ますますファンになりました

記録を達成した札幌ドームのマウンドについて、「ていねいに整備されていて投げやすかった」と答えた今永投手。

わたしは、スポーツアプリ(プロ野球)のライブ配信で、記録達成の瞬間を(タブレットの)映像で見た。

その中で、今永投手が、自分が使用していたロジンバッグ(すべりどめ)をピッチャープレートに置きなおし、マウンドをていねいにならす姿も見た。

こういう姿を見て、わたしは、ますます今永投手のファンになった。

以前、今永投手のことを野球好きな子どもたちに夢を与える存在だと書いた。

 

2020年はシーズン終盤に左肩の手術、2021年はリハビリ後に戦列復帰、2022年今季の開幕は左腕の肉離れでの出遅れと、ここ数年、体の状態は決してよくなかった今永投手。

プロ7年目の今季は、シーズン中終盤を万全の体調で乗り切ってほしいと願う。

今回の記録達成を1つのステップとして、今後もファンを大いに楽しませてくれるような快投を期待したい。

 

<資料>ノーヒットノーラン達成者