再び、チャモ、チャモ、ロペス(プロ野球・横浜DeNA)~ おめでとう!日米通算2000本安打
日米通算2000本安打達成
2020年10月24日(土)、横浜スタジアムで行われたプロ野球(NPB)、横浜DeNAベイスターズ 対 広島東洋カープ 第23回戦1回裏、横浜DeNAベイスターズの3番打者、ホセ・ロペス選手がサードオーバーのクリーンヒットを放った。
ロペス選手は、来日前、メジャーリーグ(MLB)で通算1005本の安打を記録しており、この日の安打が日本のプロ野球で995本目の安打で、日米通算2000本安打達成となった。
わたしはテレビで観戦していたが、1塁上にいるロペス選手へは、「日米通算2000本安打」のメモリアルボードと花束が贈られ、ベイスターズのベンチやスタンドにいるファンからだけでなく、カープファン、選手、ベンチからも祝福の拍手が送られた。
(※ わたしもこのユニフォームを着て、うちわで応援しました)
成績不振による2軍調整
昨年まで、チームの中軸として、打撃に守備にと活躍していたロペス選手だが、今季は、なかなか調子が上がらず、8月26日には、故障以外で初めての1軍選手登録からの抹消、2軍での調整を余儀なくされた。
そのロペス選手は、約1カ月後の9月22日に再び1軍へ復帰。
同日行われた阪神タイガースとの試合に出場し、日米通算2000試合出場(MLB 9年間で1036試合出場、NPB 8年目で964試合目の出場)を記録していた。
次は日米各1000安打へ
なお、ロペス選手は、あと5本で、日米各1000安打達成となる。
この記録は、日本人選手では、イチロー選手(NPB 1278安打、MLB 3089安打)、松井秀喜選手(NPB 1390安打、MLB 1253安打)が記録しているが、外国人選手としては初めての記録だ。
今季残り12試合で達成できるのか、この記録も楽しみである。
ベイスターズの現在
現在、セ・リーグ第1位のチーム打率を誇るベイスターズの打撃陣。
一方、投手陣は、エースの今永昇太選手の離脱(8月16日登録抹消)、抑えの山﨑康晃選手の不調(10月8日登録抹消)など、投手陣の軸として期待されていた選手が活躍できずに残念。
ただし、防御率2点台でチーム1の勝ち星(現在9勝)をあげている大貫晋一選手や、今季抑えを任されている三嶋一輝選手(現在16セーブ)をはじめとするリリーフ陣のふんばりなどもあって、チーム防御率はリーグ第3位だ。
来季につながるように
試合展開が接戦になると、どうしても力が発揮できず、チームは現在第4位。
なかなか波に乗れないチーム状態が続いているが、今回のロペス選手の通算記録達成により、チーム全体がより高みを目指し、来季につながるような盛り上がりを見せてくれるといいなと思う。
<資料>チーム打率、チーム防御率
〇 順位表(今季は120試合、CSは実施しない)
1位 ジャイアンツ 106試合63勝37敗6分 勝率 .630
2位 ドラゴンズ 108試合55勝48敗5分 勝率 .534
3位 タイガース 107試合51勝50敗6分 勝率 .505
4位 ベイスターズ 108試合50勝53敗5分 勝率 .485
5位 カープ 107試合44勝53敗10分 勝率 .454
6位 スワローズ 106試合38勝60敗8分 勝率 .388
(10月24日試合終了時点、セ・リーグ)
〇 チーム打率と総得点
1位 ベイスターズ .265(得点 461)
2位 カープ .262(得点 465)
3位 ジャイアンツ .257(得点 485)
4位 ドラゴンズ .253(得点 394)
5位 スワローズ .247(得点 427)
6位 タイガース .243(得点 438)
(10月24日試合終了時点、セ・リーグ)
〇 チーム防御率と総失点
1位 ジャイアンツ 3.29(失点 362)
2位 タイガース 3.52(失点 424)
3位 ベイスターズ 3.74(失点 424)
4位 ドラゴンズ 3.75(失点 427)
5位 カープ 4.31(失点 500)
6位 スワローズ 4.69(失点 533)
(10月24日試合終了時点、セ・リーグ)
<資料>ホセ・ロペス選手 略歴
ベネズエラ出身。
1983年11月24日生まれ、36歳。
メジャーリーグ(MLB)所属チーム
シアトル・マリナーズ、コロラド・ロッキーズ、フロリダ・マーリンズ(現在 マイアミ・マーリンズ)、クリーブランド・インディアンス、シカゴ・ホワイトソックス
プロ野球(NPB)所属チーム
2013年~2014年 読売ジャイアンツ(2年間)
2015年~ 横浜DeNAベイスターズ(6年目)
通算成績とタイトル
984試合出場、3892打席3627打数995安打、打率.274、本塁打194、打点578、四死球203、三振559、長打率.491、出塁率.314
タイトル:打点王(2017年ー105打点)、最多安打(2017年ー171本・・・丸佳浩選手、当時広島東洋カープと同じ本数)
※ 参考資料~NPB「個人年度別成績」より、2020年10月24日試合終了時点での成績
セ・リーグ連盟特別表彰
2019年度「リーグ特別賞」受賞。
一塁手連続守備機会無失策(1632)のプロ野球新記録を達成。
それまでの記録(1516、榎本喜八選手、当時東京オリオンズ)を51年ぶりに更新。
※ 参考資料~NPB「NPB ニュース 2019年11月11日」より
※ ロペス選手がプロ野球(NPB)通算150号本塁打を記録した記事は、下記リンクをどうぞ。