スレイド /「カモン」~ はじめての通販で、やっとたどり着く
今日は、わたしの思い出の曲の中から、スレイド(Slade)の「カモン」について話します。
同年代の選曲かも
先日、ある店に行くと、BGMとして懐かしいポップス(洋楽全般のことと思ってください)が、次から次へと流れていました。
流れていた曲は、カーリー・サイモン(Carly Simon)の「うつろな愛」(You're So Vain)、アルバート・ハモンド(Albert Hammond)の「カリフォルニアの青い空」(It Never Rains In Southern California)、ギルバート・オサリバン(Gilbert O'Sullivan)の「アローン・アゲイン」(Alone Again(Naturally))、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の「悲しみのアンジー」(Angie)、スレイド(Slade)の「グッバイ・ジェーン」(Gudbuy T'Jane)など知っている曲ばかり。
「このラインアップは、同年代の人の選曲かも?」などと考えながら聞いていると、そういえば、スレイドには、「カモン」というノリのいい曲があったことを思い出しました。
「カモン」が見つかりません
その週の土曜日、「スレイド」のCDを探しにレンタルショップに行きました。
でも、見つけることができませんでした。
「こうなったら、ラジオだ。スレイドのパワフルな歌声を聞かせてびっくりさせてやる」とばかり、ラジオ局の番組に「カモン」のリクエストメールを送りました。
曲名を英語でしっかり書けばよかったのかもしれませんが、「残念ですが『カモン』が見つかりません。すみません」と番組のパーソナリティの方からていねいなお言葉をいただきました。
こちらこそ、申し訳ない。
どうもすみません。
初めて通販に挑戦
動画サイトでスレイドの映像を何度も見ていたら、CDが欲しくなりました。
そこで、職場の同僚に通販の仕組みを教わりながら、初めて通販でのCD購入に挑戦しました。
すすめられた通販サイトで、スレイドのベストアルバムをあれこれ探しました。
そのとき、見たことがあるようなジャケットに出会いました。
メンバー4人が指を突き出し、指にはマジックペンで書かれたSLADEの文字。
「これだ!これだ!スレイドだ!」
さっそくこのCDを注文し、習った通り、近所のコンビニでCDを受け取りました。
ところが、家に帰り、曲名一覧を見てがっかり。
そのCDには、「カモン」が入っていませんでした。
やっちまったあ
やっちまいました。
初めての通販に舞い上がり、しかもジャケットに気を取られ、アルバムに入っている曲名の確認をしていなかったのです。
返品も考えましたが、これも1つの教訓だと強がるわたし。
CDをもう1枚買うことにしました。
(この一件以来、通販では、ショッピングカートに品物を入れては出し、再度品物を確認、それでもまたカートから出し・・・を繰り返すわたしになりました)
次は、しっかりと曲名も確認した後に注文し、無事「カモン」の入ったCD「Get Yer Boots On: The Best of Slade」(2004年)を購入することができました。
やっと「カモン」にたどり着いた気がしました。
今週の話題曲
「カモン」の原題は「Cum On Feel The Noize」。
直訳すると、「来いよ、ノイズを感じようぜ」でしょうか。
「Cum On」は「Come on」(カモン)、「Noize」は「Noise」(ノイズ)が正しい英語の綴りです。
それが、どういういきさつでこのような表記になったかは、諸説あるようです。
スレイドの曲の中で、わたしは、「カモン」が特に好きです。
ラジオ番組「オールジャパンポップ20」で、当時の渡辺ディレクターが、「今週の話題曲」として「カモン」を紹介したのが好きになったきっかけです。
この番組は、毎週欠かさず、番組まるごとラジカセに録音し、繰り返し聞いていましたから。
今でもわたしを元気づけてくれる
「カモン」を久しぶりに聞いた感想。
曲の最初から最後まで、ボーカルのノディ・ホルダー(Noddy Holder)の声が元気よく響きわたります。
そして、メンバーのコーラスのにぎやかさ。
特にワーワーワーと聞こえるパート(英語の歌詞は ワイルドwild ワイルドwild ワイルドwild)が、曲全体を盛り上げ、それを心地よいベースラインが支えます。
まさにお祭りソング。
わたしを今でも元気にしてくれる1曲です。