「君ともさよなら」/ ロボ(LOBO)の世界 ~ 素朴で、優しくて、切なくて・・・
今日は、わたしの思い出の曲の中から、ロボ(LOBO)の「君ともさよなら」について話します。
わたしは、この曲のレコードを持っていました。
「BORO」とよくまちがわれます
ロボは、アメリカのシンガーソングライターです。
日本では、「ボロ」(BORO)とよくまちがわれます。
ボロの方は、1979年に「大阪で生まれた女」を大ヒットさせた日本の歌手ですね。
今の日本では、ボロの方が有名でしょう。
スペイン語でオオカミの意味
「ロボ」の意味を調べると、「ロボットの略称」という意味が最初に出てきて、次に「スペイン語のオオカミを意味する単語」というのが出てきます。
ロボの本名は、ローランド・ケント・ラヴォア(Roland Kent LaVoie)といいます。
ロボという名前はアーティスト名で、1971年、レコード会社の移籍をきっかけにロボに改名しました。
もちろん由来は、「スペイン語のオオカミを意味する言葉」です。
(本名の方は、作詞・作曲者のクレジット表記に使用しています)
1970年代前半に活躍
ロボは、1943年アメリカ生まれ。
日本で人気が出たのは、やがて30才になろうとする1972年です。
「片想いと僕」(I'd Love You To Want Me)がアメリカで大ヒットし、後に日本でもヒットしました。
そして、その次に発売されたシングル曲がこの
「君ともさよなら」(Don't Expect Me To Be Your Friend)です。
この曲も、前曲同様、全米ヒットチャートベスト10に入るヒット曲となりました。
ジャケットを見ていて
通販サイトをながめていると、ロボの懐かしいシングルレコードのジャケットを発見しました。
ジャケットを見ると、大写しになっているロボの表情を中心に、いろいろなキャッチフレーズがちりばめられ、レコードの値段(500円)も書いてありました。
「これは、わたしが持っていたレコードと同じものだ」と思うと、その曲のCDが欲しくなりました。
「君と僕」がたくさん
さっそく通販で、CD「All Time Greatest Performances」(2010年)を注文しました。
そのCDはベスト盤で、「君ともさよなら」はもちろん、「片想いと僕」、「帰ってきた君と僕」(It Sure Took A Long, Long Time)、「僕と君のブー」(Me And You And A Dog Named Boo)という当時のロボのヒット曲が全部入っており、発売時期も比較的新しいものでした。
それにしても、こうやって、タイトルを並べてみると、当時のレコード会社の題名のつけ方がすごいですね。
「ロボの曲は、僕、君というイメージで売る!?」というレコード会社の気構えが伝わってきます。
素朴で優しくて切ない・・・
「君ともさよなら」は、シンプルなイントロ(ギターのスリーフィンガー)から始まります。
その後、バンド演奏が加わり、曲がだんだん盛り上がっていきます。
ハーモニカの間奏もどことなく穏やかでいい気持ちです。
最後は、静かにフェードアウト。
「シンプルな、それでいて哀愁を感じる曲だなあ」というのがわたしの感想です。
今回の記事を書くにあたり、日本中に(もちろん世界中にも)、今でもたくさんのロボファンがいることを知りました。
素朴で優しくて切ない、ロボの歌の世界を、もっともっとたくさんの人に知ってほしいと思います。