エルトン・ジョン /「ダニエル」との再会 ~ ラジオから流れてきたエルトン・ジョンの歌
今日は、かれこれ十数年前のラジオ放送を聞いたときのエピソードを紹介します。
うーん、思い出せない
自動車の運転中、AM放送が聞こえなくなる山間部に入ったので、地元FM局の放送に切り替えました。
DJの女性が何か言った後、いきなり電子ピアノ?の音が鳴り、音楽が流れ始めました。
聞き覚えのある前奏。
懐かしい音の響き。
わたしは、そのままラジオ放送を聞き続けました。
うーん、曲名が思い出せない。
その間、十数秒。
歌声が聞こえ、「エーッ!?」と思いました。
「ダニエル」(Daniel)です。
「エルトン・ジョン」(Elton John)です。
わたしが中学生の頃に聞いていたポップス(ここでは、洋楽全般のことと思ってください)です。
思ってもみないこと
曲を聞いている途中、わたしは車を停車して、登録していたそのFM局の「リクエスト専用アドレス」へ携帯からメールを送りました。
メールの内容は、
「生きているうちに、ラジオでダニエルを聞くことができるとは思ってもみませんでした」
というものです。
曲が終わった後、すかさず、「こんなメールが届いています」とDJの方がわたしのメールを紹介しました。
DJの方は、「生きてるうちに? そんな大げさなあ。名曲ですよね・・・」
と、フォローしてくださいました。
ありがとうございます。
レコードのジャケットで想像
歌謡曲、フォークソング、ポップスなど、いろいろなジャンルの音楽がラジオから流れていた、そんなわたしの中学生時代を思い出しました。
特に、テレビで見ることができないフォークソングやポップスの歌手(今は、ミュージシャン、アーティストと呼ぶのかな?)は、レコードのジャケットや音楽雑誌の写真や記事を見ることで、歌っている姿を無理やり想像していたわたし。
こんな、何とも情熱的で、それでいて、何とも安上がりな音楽ファンだったわたし。
そう言えばあの頃、ラジオで放送されることを願って、せっせとリクエストハガキも書いていたっけ。
あの頃が懐かしい。
今は、動画サイトで
近所にレンタルビデオショップができたとき、VHS製のミュージックビデオを借り、初めてエルトン・ジョンが歌っている姿を見ました。
「本物だあ」と感動しましたが、そのときは、少し冷静になっている自分がいました。
今は、パソコンやスマートフォンなどを使うと、動画サイトでいつでもエルトン・ジョンを見ることができます。
訳詞を読むと、ちょっぴり悲しくなるような内容の歌ですが、それをアップテンポで表現している「ダニエル」って、やっぱりいい曲だと思います。
世の中の移り変わりとともに
世の中の楽曲の音源は、レコードからCDへ。
そして、CDから音楽配信へ。
どんどん移り変わっています。
自分が中学生時代だった1970年代前半に流行したポップスの中で、今でもラジオから流れている曲。
それは、CD化されている曲が主だとわたしは思っています。
(業界のみなさん、間違っていたらごめんなさい。)
エルトン・ジョンは、ベスト盤をはじめ、数々の曲がCD化されているので、今回のようにラジオで聞くことができたのでしょう。
わたしの持っているのもCDです。
リクエストはがきを書くなら
さて、あの頃に戻って、洋楽番組あての「リクエストはがき」を書きました。
この書き方は短編ですが、ほとんどの「リクエストはがき」が読まれました。
今、思うと、よくもまあ、こんなことが書けたなあと恥ずかしくなります。
「歌手はエルトン・ジョン、曲名はダニエルです。曲がかかるのを、ラジカセの録音ボタンをポーズにして待っています。よろしく!」