2019/07/30 / 最終更新日時 : 2023/11/04 writer ボクとボクらの話星のきれいな島で【7】青春“誘惑”編(ボクとボクらの話) それでも起きる気配がないので、今度はもう一方のまつ毛も少しずつ持ち上げながら、「好きって言われたんだぞ~。キミが一度も言ったことがない・・・」とここまでわたしが言ったとき、彼がゆっくりと目を開けた。
2019/07/10 / 最終更新日時 : 2023/10/30 writer ボクとボクらの話星のきれいな島で【6】青春“写真”編 (ボクとボクらの話) わたしは、「そんな人のことを彼女といい、そんな関係を付き合っているというんだよ」と心の中で思いながら、下を向いたまま首を横に振り、「それで、いい」と言った。そのとき、テーブルの上にわたしの涙が落ちた。わたしは、「涙のバカ!」と心の中でつぶやいた。
2019/06/25 / 最終更新日時 : 2023/10/30 writer ボクとボクらの話星のきれいな島で【5】青春“図書館”編 (ボクとボクらの話) わたしは、自分のヘルメットを彼のヘルメットにコツンとぶつけて、「わかった」と合図をした。そのとき、野球の大リーグのユニフォームを模した彼のトレーナーから、そのデザインとは程遠い、ミルクのような、石鹸のような甘い香りがした。
2019/03/31 / 最終更新日時 : 2023/11/30 writer ボクとボクらの話「いいぞ、4組」~ 跳び上がって喜んだ子どもたち【後編】(ボクとボクらの話) 運動会の学級対抗団体種目の練習で最下位ばかりだった4年4組。その4組が、学級だけで練習にとりくんだ。工夫しながら、どんどんうまくなっていく子どもたち。しかし、最後の「総練習」のとき、子どもたちの中から、「うるさい!」という大きな声が聞こえた。
2019/03/30 / 最終更新日時 : 2023/11/30 writer ボクとボクらの話「いいぞ、4組」~ 跳び上がって喜んだ子どもたち【前編】(ボクとボクらの話) 春奈先生は、子どもたちが作った「学級文集」を読み返していた。そして、「1年間で1番印象に残った学級のできごと」の第1位になっていた「運動会の学級対抗団体種目」のことを思い出していた。